初心者におすすめ!男性に人気のお香は?
お香は女性向けのもの。そのようなイメージはありませんか?
最近では、体や心のケアを目的に日々の生活に香りを取り入れる男性が増えてきていますが、その中でも周囲の人々にも不快な気分を与えず、自分にとって心地よい香りを身にまとうことができるお香は、大人の男性からの注目度が高いアイテムです。
特に、人間の記憶には外見よりも香りの印象が強く残ると判明しているので、相手に自分の印象を強く残したいときにもぴったりですね。
最近ではファッションの一部として香りを上手に使う男性も増えてきました。
人間は視覚情報に頼りがちですが、嗅覚情報は人の印象に影響があり、人間関係を左右するほど重要です。香りは感情に関係する脳領域に強い作用を及ぼすので、いい香りは「いい感情」として意識されます。その結果、「オシャレ」というポジティブな印象が生まれるのです。
引用元:~見た目の印象を覆すほどの力を、“香り”は持っている~アパレル店員100人に聞いた “香りの効果”に関する調査
ですが、お香初心者の方は、どの香りを選べばいいのか。種類が多すぎて何を選べばいいのか。お香を楽しむには何が必要なのか。選び方がわからない方も多いと思います。
この記事では、男性に人気のお香ランキング上位の香り3種と、初心者にも取り入れやすいおすすめのお香の種類についてご紹介していきます。
今後お香を生活に取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

2021年度男性に人気の香りランキングTOP3をご紹介
まずは、実際にどんなお香が男性に人気なのかTOP3を参考にしながら、簡単に香りの特徴を解説していこうと思います。
白檀

白檀は、お香初心者の男性から最も人気が高い香りです。
初めてお香を買った男性の9割の方が白檀を購入したということがあるということからも、男性に受け入れやすい香りということがわかりますよね。
サンダルウッドとも呼ばれる白檀は、ブランドの香水や線香の原料としても多く使用されているので、お香初心者の方や会社のデスクや寝室など自分のホームとなる場所では、心を落ち着かせたい方におすすめの香りです。
藿香(かっこう)

藿香は、スッキリとした香りが好きな方に人気の香りです。
元々は、インドからヨーロッパに製品を輸出する時に、防虫のために使用されていたという歴史がある藿香は、エキゾチックな香りが特徴でもあるので、インドやアジアなど海外の雰囲気が好きな方に人気が高い香りですね。
パチュリとも呼ばれる藿香ですが、エッセンシャルオイルでは広藿香が、お香では土藿香と原料となっているので、アロマオイルとお香では違う香りが楽しむことができます。
少量でもしっかりとした香りがつくので、藿香はコーン型よりもスティック型から挑戦してみるのがおすすめです。
桂皮

桂皮は、ムスクなど甘い香りが好きな方向けの種類です。
シナモンとも呼ばれる桂皮は、スイーツで使うことが多いので、日本でも馴染みのある香りですよね。
女性からは人気の高い香りでもありますが、同時にシナモンの独特な匂いが苦手な方も多いので、コーン型などしっかり香りが残るものよりも、スティック型(線香タイプ)で香りを楽しむ方がおすすめです。
以上が、男性に人気の高い香りTOP3でした。
実際にTOP3の香りを見てみると、日本人にも馴染みのある香りが人気のようですね。
お香を嫌だという男性の多くは、お香ではなく香りの種類がいやだと感じる方が多いのかもしれません。
特に、男性はフローラル系の華やかな香りよりもグリーン系のスッキリした香りや自然な香りを好む人が多いので、部屋やシーンに合わせて別の香りや種類を使い分けるのもおすすめです。

香水よりもお香のほのかな香りが魅力
最近では、柔軟剤や香水の人工的な香りで頭痛がする・気分が悪くなるという人が増えています。
香害も社会問題となってきました。
香水や合成洗剤・入浴剤・防虫剤・化粧品・芳香剤などに含まれる合成香料によって、さまざまな健康被害を生じることをいいます。近年では、この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する人もいます。
引用元:「香害」をご存知ですか
周囲は気になるけど、香りでリフレッシュしたい、癒されたい、気分転換をしたいと思う方も多いですよね。そんな方にもお香はおすすめです。
お香は焚くことで部屋中の香りをリセットするだけでなく、洋服や持ち物に焚いた香りを纏うこともできます。
また、ほのかに香らせるのか、しっかり香らせるのか香りの強さが調節できるのも、お香ならではのポイントです。
お香にはたくさんの種類があるので、どんなシチュエーションでどの種類を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
続いて、お香の種類や使い方について、詳しく解説したいと思います。
お香の種類
お香には、コーン型や線香のように直接お香に火をつけて香りを楽しむタイプの他に、間接的に加熱するタイプや直接肌につけるタイプがあります。
お香初心者の方は、まずは基本の種類からスタートして、慣れてきたら本格的な楽しみ方に進んでいくのが良いと思うので、まずは基本の3種類のお香の特徴や使い方をご紹介していこうと思います。
線香

インセンスとも呼ばれるスティックタイプのお香は、手軽に楽しみたい方や普段使いしたい方におすすめの種類です。
また、香りの種類が豊富なのが特徴なので、演出したい雰囲気に合わせて、おしゃれを楽しむように香りを変えることができるのも大きな魅力ですね。
香を立てておくための香台は、陶器の皿や細長い形などデザインが豊富な上に手頃な価格で手に入るので、自宅のインテリアにこだわりがある方や、インセンスとセットにしてギフトにするのもおすすめです。
うずまきタイプやコーンタイプのお香は、スティックタイプに比べて長く香りを楽しむことができるので、部屋中に香りを広げたい時に便利な種類です。
塗香

塗香は、直接体に香りをつけるタイプのお香で、香害という言葉がメディアで取り上げられてから、香水の代わりとして注目が集まっている種類です。
自分の体温でほんのり香る塗香は、香りで相手に自分の印象をつけることができるので、大事なシーンなどに取り入れることがおすすめですね。
ただし、少しつけるだけで香りが広がるので、塗香のつけすぎにはご注意ください。
煉香

煉香は、直接火をつけずにお香を間接的に温めながら香りを楽しむ種類です。煉香専用の香炉や灰・炭など事前に用意するものは多いですが、セットになった商品も販売されていることが多いので、比較的簡単に手に入れることができます。
スティックタイプに比べると、煉香を使用した後の片付けが大変という部分もありますが、熟成時間によって変化する香りの違いを楽しむことができるので、本格的にお香を楽しみたい方におすすめです。
最近では、火を使わなくてもいい電気炉も登場しているので、小さい子供がいる家庭など自宅にライターやマッチを置いてない家庭では、電気炉がいいかもしれません。
お香の癒し効果で気分転換も
最近では、アロマセラピーなど香りでリフレッシュすることが人気となっていますが、お香にもアロマセラピーと同じように、自律神経を整える効能があります。
お香もアロマオイルも多くの種類が自然由来の成分ですが、アロマオイルはラベンダーやミントなどのハーブが原料であること。
また、アロマオイルにはアルコールなどの人工物が混ざっていることがある種類があることが、お香との大きな違いとなっています。
先程記述したように、人工的な香りで体調を崩す方も増えているので、アロマギフトを贈りたいというときは、お香の方が無難かもしれないですね。
最後にお香の効能の中で、特に人気の高いリラックス・瞑想・睡眠の時に使ってみたいおすすめのお香の香りや種類についてご紹介します。
リラックス

自宅でリラックスしたい方には「白檀」や「沈香」「藿香」の香りがおすすめです。スパイシーな香りよりも森林浴をしている気分が味わえる種類の香りの方が、自宅でくつろぎたい時や深くリラックスしたい時にはおすすめですね。
特に、香りが長く続くコーン型や煉香タイプがおすすめです。
瞑想

瞑想の時にお香を取り入れたい方には「乳香」の香りがおすすめです。乳香は、古代エジプトの儀式やキリスト教のミサなど世界中で瞑想の際に使用されることも多いお香なので、自宅にいながら礼拝堂など他の場所で瞑想している気分を味わいたいときにもぴったりですね。
こちらは、瞑想の時間に合わせて選ぶことがおすすめですが、短時間ならスティック型、長時間ならコーン型など後処理が簡単な種類を選ぶと、継続しやすいのでおすすめです。
睡眠

毎日の睡眠の前にお香を取り入れたい方は、自分のお気に入りのお香がおすすめです。寝る前は、自分が好きな香りを部屋中に広げることでゆっくりと体を休めることができそうですね。就寝前は、スティック型やコーン型など燃焼する時間が短いタイプのお香を選ぶと、火事などの心配をせずに眠れるので便利です。
この記事で紹介したのは、あくまでも一例で、実際には他にも多くの形状や香りの種類があります。
さらに、お香は1つの種類ではなく、何種類かの香りを合わせて自分好みの香りを作ることもできます。
最初は1種類からはじめてみて、慣れてきたら自分好みのお香を作ってみてはいかがでしょうか?