こころちゃん誕生秘話
有限会社 平賀石材店は3代続く石屋さん。
お地蔵さんやお釈迦さまが身近な存在でしたが「拝む」ということになんとなく違和感がありました。
拝むは相手を敬い自分をへりくだって言う言葉。
そうではなくて、自分をそのまま受け入れてくれるような、巷のキャラクターとも違う、もっと心から安心できるものが欲しいなあと思うようになりました。
そんな時に石の加工という機会に恵まれて「こころちゃん」が誕生しました。
微笑み、丸顔、ぽっちゃり、小首をかしげている等、色々話しているうちに理想のこころちゃんが出来上がったのです。
誰もが話をしたくなる。言葉に出さなくても頭を撫でたくなる。
そんな願いを込めて作られたこころちゃん。
こころちゃんは言葉をかわすことはできないけど、にこにこ顔をみているうちに「あ、あの人に相談しよう」とか「ちょっと聞いてみようかな?」なんて気づきを与えてくれるのです。
誰かが、見てくれている。聞いてくれる、癒してくれる・・・
だから1日頑張ろう!って、また歩き出せるのです。
店にいる大きなこころちゃんは、通学中の小学生から散歩中のお年寄りまで多年代に渡り愛されています。
通学途中、ゲームコインを手のひらにのせて願い事をするランドセルの男の子。
友達と話しながら帰る途中で、自転車止めて話し込む中学生の女の子。
お散歩やウォーキングをしているおじいちゃんおばあちゃんの足が止まり、頭をなでてくれたり、お花を持たせてくれたりしています。
こころちゃん(ミニ)誕生!
「こころちゃんを自宅に置きたい!」との声をいただき、お部屋の中に置ける小型のこころちゃんが誕生しました。
お腹が空洞になっているのには理由があります。
こころちゃんのイラストのお腹には「人」の文字が入っていて、色々な想いを大切に温めてくれている。
だからこの小さなこころちゃんも、お腹に大切なものを入れたり、願い事を書いたりと「あなたの大切なものを守りますよ」というメッセージなのです。
一つ一つ手加工なので、頭も顔も全部違います。
みんな一緒だけど少し違う。
きっと、こころちゃんが人間だったら性格も違うことでしょう。
十人十色な人たちを受け入れる。
そんな想いからのリニューアルです。
大事にお嫁入りしてもらいたいと思います。